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子宮頸がんワクチンのキャッチアップ接種について

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こんにちは、院長の神谷です。

突然ですが、今回は重要なお知らせをさせていただきます。

子宮頸がんワクチンのキャッチアップ接種は2024年度までです。

 

子宮頸がんワクチンのキャッチアップ接種とは?

平成9年度生まれ~平成19年度生まれ(誕生日が1997年4月2日~2008年4月1日)の女性で、

子宮頸がんワクチンの定期接種の対象年齢(小学校6年から高校1年相当)の間に接種を逃した方が対象で、

子宮頸がんの予防接種を公費(無料)で受けることができます。

 

なぜ子宮頸がんワクチンを打った方がいいのか?

子宮頸がんの原因

子宮頚がんは、20~30代の女性で発症が最も多いがんです。

原因のほとんどは性交渉を介したヒトパピローマウイルス(HPV)の持続感染です。

日本人女性のHPV検出率は、10 歳代~20 歳代で最も高く、20%前後と報告されています。

HPVは性行為により感染し、一部の方で子宮頸がんを引き起こします。

子宮頸がんは、命を落としたり、子宮を切除せざるを得なくなり、将来的に子供を産むことができなくなる可能性があります。

HPVに感染すると

HPVに感染すると一部の方で子宮頚部の上皮細胞が異形成の状態になります。異形成とは、簡単に言うと正常とがん細胞の間の状態です。
CIN1(軽度異形成)→CIN2(中等度異形成)→CIN3(高度異形成)の3段階があります。異形成となった上皮細胞は時間が経つと一部が上皮内癌へ移行していき、子宮頸がんを発症します。

HPVに感染すると

子宮頸がんワクチンはHPVの感染を予防します。

子宮頸がんワクチンの種類

子宮頸がんワクチンは、

  1. サーバリックス®
  2. ガーダシル®
  3. シルガード9®

の3種類があります。当院ではシルガード9®を推奨しております。
サーバリックス®とガーダシル®は、HPVの中でも子宮頸がんをおこしやすい種類(型)であるHPV16型と18型の感染を防ぐことができます。そのことにより、子宮頸がんの原因の50~70%を防ぎます。
シルガード9®は、HPV16型と18型に加え、31型、33型、45型、52型、58型の感染も防ぐため、子宮頸がんの原因の80~90%を防ぎます。

 

ワクチンの副反応は?

ワクチンにはどんなワクチンでも副反応を起こすことがあります。

接種部位の発赤や発熱などの軽微なものから、神経障害やアナフィラキシーショックなど重篤なものまでさまざまです。

子宮頸がんワクチンの副反応は接種した後に重い症状が出た女性がいるため積極的勧奨が一時中止されていましたが、日本を含め世界中で行われた数多くの研究で安全性が確かめられたため、2021年に積極的勧奨が再開されています。

安全性に関しては他のワクチンと差がないものと考えられています。

 

子宮頸がんワクチンのキャッチアップ接種を受けるためには2024年9月末までに1回目の接種を行う必要があります。

ご不明な点がございましたら当院にお尋ねください。

 

また下記の厚生労働省のサイトも参考にしてみてください。

HPVワクチンに関するQ&A|厚生労働省 (mhlw.go.jp)

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