胸部レントゲン異常

胸部レントゲン検査とは?

胸部レントゲン検査とは?胸部レントゲン検査(胸部X線検査)は、X線を使用して、肺、心臓、血管、気管、肋骨、横隔膜などの胸部の内部構造を視覚化します。胸部レントゲン検査は、さまざまな胸部の病気や異常を早期に発見するために健診などでよく行われる検査です。

目次

胸部レントゲン検査の目的
  1. 呼吸器症状の評価:
    → 咳、息切れ、胸痛などの症状の原因を特定するため。
  2. 感染症の診断:
    → 肺炎、結核などの感染症を診断するため。
  3. 心臓の評価:
    → 心臓のサイズや形状を評価し、心不全やその他の心臓疾患を検出するため。
  4. 外傷の評価:
    → 胸部の外傷や事故による損傷を確認するため。
  5. 腫瘍の検出:
    → 肺がんやその他の胸部腫瘍の早期発見。
  6. 慢性肺疾患の管理:
    → 慢性閉塞性肺疾患(COPD)や肺気腫の進行状況を監視するため。

健診の胸部レントゲン検査でよくみられる所見

胸部レントゲン検査でよく見られる肺の所見は以下のものがあります。

1. 結節影(Nodule)

肺内に見られる小さな円形または類円形の影。直径は3 cm以下のものを指します。
考えられる原因: 良性腫瘍、悪性腫瘍、感染(結核、真菌)、肉芽腫。

2. 腫瘤影(Mass)

直径が3 cmを超える大きな円形または類円形の影。
考えられる原因: 肺がん、リンパ腫、肺膿瘍、大きな良性腫瘍。

3. 浸潤影(Infiltrate)

肺の一部に見られる不透明な影で、炎症や感染が原因。
考えられる原因: 肺炎、肺結核、過敏性肺臓炎。

4. 線状影(Linear or Reticular Pattern)

細い線状の影が網目状に広がる所見。
考えられる原因: 肺線維症、間質性肺炎、石綿肺。

5. 胸水(Pleural Effusion)

胸膜腔に液体が溜まり、肺の下部に無気肺のような影が見られる。
考えられる原因: 心不全、肺炎、癌、結核。

6. 無気肺(Atelectasis)

肺の一部が虚脱し、白く収縮した影が見られる。
考えられる原因: 気管支閉塞、外傷、手術後の合併症。

7. 肺気腫(Emphysema)

肺胞が破壊されて肺の透明度が増し、横隔膜が平坦になる所見。
考えられる原因: 喫煙、職業性粉塵暴露。

8. 気胸(Pneumothorax)

胸膜腔に空気が漏れ出し、肺が収縮する影が見られる。
考えられる原因: 外傷、肺疾患(COPD、肺結核)、医療処置。

9. 肺水腫(Pulmonary Edema)

肺胞や肺間質に液体が溜まり、肺全体が白く濁る影が見られる。
考えられる原因: 心不全、急性呼吸窮迫症候群(ARDS)、腎不全。

10. 胸膜肥厚(Pleural Thickening)

胸膜が肥厚し、線状の影として見られる。
考えられる原因: 慢性感染症、石綿暴露、胸膜疾患。

11. 肺門リンパ節腫大(Hilar Lymphadenopathy)

肺門部のリンパ節が拡大し、影として見られる。
考えられる原因: サルコイドーシス、リンパ腫、結核、肺がん。

12. 大葉性浸潤(Lobar Consolidation)

肺の一葉全体が不透明になる影で、典型的には肺炎によるもの。
考えられる原因: 細菌性肺炎(特に肺炎球菌)。

これらの異常所見が見られた場合は、詳細な診断と適切な治療を行うために、精密検査が必要となります。


健診で「要精査」となった場合、どうすればよい?

健診で「要精査」となった場合、どうすればよい?胸部レントゲン検査は、肺や心臓などの胸部内臓器の異常を早期に発見するための基本的な検査です。しかし、レントゲン画像だけでは異常の詳細な情報を得ることが難しい場合があります。
胸部レントゲン検査で「要精査」との結果が出た場合、さらに詳しい検査が必要です。実際には胸部CT検査を行い、より正確な診断をつけていきます。


CT検査とは?

CT検査とは?CT検査は、X線を使用して体内の断面画像を詳細に撮影する検査です。レントゲン検査に比べて、CT検査は以下の点で優れています。

  1. 詳細な画像:
    体の内部を細かい断面として表示し、異常の位置や大きさ、形状を詳細に確認できます。
  2. 立体的な評価:
    体内の構造を立体的に評価できるため、異常の広がりや周囲の組織との関係を明確にします。

CT検査の安全性について

胸部CT検査を受けるにあたり、放射線被ばくについて心配される方もいらっしゃると思います。

胸部CT検査の放射線被ばく量

CT検査ではX線を使用して体内の断面画像を撮影します。胸部CT検査の被ばく量は検査の機械によっても異なりますが、おおよそ1.5〜7ミリシーベルト(mSv)です。私たちは日常生活でも自然に放射線を浴びており、通常受ける自然放射線量は年間約2.4ミリシーベルトです。胸部CT検査の被ばく量は、これに比べると一時的に高いですが、通常の範囲内で安全とされています。CT検査で使用される放射線量は、通常の診断過程で健康に有害な影響を与えるリスクは非常に低いとされています。


当院でも精密検査としてCT検査を行っています

当院では、富士フイルム社製の最新のCT検査装置「Supria Advance FR」を導入しています。
この装置は、以下のような特徴を持ち、精度の高い診断を可能にします。

高精細・高画質のCT検査
高精細な画像 0.625mmのスライス撮影により、微細な病変も見逃さず、詳細な3D画像やMPR画像を提供します。
ガントリチルト機能 ±30°の傾斜が可能で、放射線感受性の高い部位への被ばくを低減します。
高精細な画像
0.625mmのスライス撮影により、微細な病変も見逃さず、詳細な3D画像やMPR画像を提供します。
ガントリチルト機能
±30°の傾斜が可能で、放射線感受性の高い部位への被ばくを低減します。
患者さんへの配慮
体動補正機能 体動による画像のズレを補正し、鮮明な画像を確保します。
大口径ボア 750mmの大口径ボアにより、様々な体位の患者さんにも対応可能です。
体動補正機能
体動による画像のズレを補正し、鮮明な画像を確保します。
大口径ボア
750mmの大口径ボアにより、様々な体位の患者さんにも対応可能です。
迅速かつ効率的な検査
高効率ジェネレータ 広範囲撮影や多相撮影に対応し、短時間で高品質な画像を取得します。
高効率ジェネレータ
広範囲撮影や多相撮影に対応し、短時間で高品質な画像を取得します。

他院の先生方へ ~ご紹介のお願い~

当院では、CT検査を提供しております。
胸部レントゲン異常などCT検査が必要な方がおられましたら患者様のご紹介をいただければ、幸いです。

検査結果について

検査画像はCD-Rに保存し、患者様にお渡しします。検査結果は後日郵送にて医院様へお送りさせて頂きます。

お問い合わせ先電話番号: 058-372-5411


お問い合わせ

東海内科・内視鏡クリニック岐阜各務原院東海内科・内視鏡クリニックでは地域の皆様の健康に貢献するため、まごころのこもった医療を提供しています。胸部レントゲン検査での異常を指摘されて、検査をどこで受けようか迷っておられる方や不安をお持ちの方は当院までご相談ください。
ご予約の際はWeb予約もしくはLINE予約をご利用ください。

文責:東海内科・内視鏡クリニック岐阜各務原院 院長 神谷友康

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ご予約はWEBよりお願いいたします。
お電話によるお問い合わせは診療時間帯のみです。
LINE予約がおすすめです。

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    :内科外来 :婦人科外来 :内視鏡検査
    ※:日曜内視鏡検査(月1回診療(9:00~12:00、13:00~16:00))
    :土曜内視鏡検査(毎週(12:00~14:00))
    上部内視鏡検査は診療日の午前中に毎日行っています。
    受付時間は診療時間終了30分前

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