各務原市で下腹部痛でお悩みの方へ|消化器内科専門医が原因と受診の目安を解説
「最近、下腹部が痛む」「この下腹部痛は放置しても大丈夫?」そんな不安を感じている方はいらっしゃいませんか?
岐阜県各務原市の東海内科・内視鏡クリニックでは、消化器内科の専門医が、あなたの下腹部痛の原因を丁寧に診察し、適切な検査と治療をご提供いたします。
目次
下腹部痛とは?原因は一つではありません
腹痛といっても、痛む場所やその性質は様々です。 食べ過ぎや冷えといった日常的なことが原因で起こることもあれば、消化器系の病気はもちろん、泌尿器科や婦人科の疾患が隠れている可能性もあります。 お腹には多くの臓器が存在するため、症状だけで自己判断することは難しいのが現状です。
当院では、消化器内科専門医による診察に加え、血液検査、腹部超音波検査(エコー)、X線検査、胃カメラ、大腸カメラ、CT検査といった幅広い検査体制を整えておりますので、安心してご相談ください。
こんな時はすぐに受診を!下腹部痛、受診のタイミング
「いつ病院に行けばいいんだろう?」と迷う方もいらっしゃるかもしれません。
下腹部痛の症状によっては、すぐに医療機関を受診する必要がある場合があります。
救急外来を受診すべきケース
- 冷や汗が出るほどの激しい腹痛
- 経験したことのないような突然の激しい痛み
- 38℃以上の発熱を伴う
- 吐血がある
- 血便がある
- 特定の場所を押すと痛みが強くなる
- お腹を離すとズキッと痛む
- 痛みがどんどん強くなり、治まらない
上記のような症状がある場合は、我慢せずにできるだけ早く当院を受診してください。
下腹部痛の原因
下腹部痛の原因は多岐にわたります。
日常生活が関与する原因
- 暴飲暴食、偏った食事
- 体の冷え
- 便秘
- ストレスによる自律神経の乱れ
機能的な原因
女性特有の原因
- 子宮内膜症、子宮筋腫
- 子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がん
- 卵巣茎捻転、卵巣出血、骨盤腹膜炎、異所性妊娠
- 月経痛
同じような下腹部痛を繰り返す場合は、背景に病気が隠れている可能性もありますので、一度ご相談ください。
要注意!下腹部痛を伴う消化器疾患
下腹部痛を伴う消化器疾患の中には、緊急性の高い病気と、比較的緊急性の低い病気があります。
激しい下腹部痛や、上記のような病気が疑われる場合は、迷わず救急外来を受診してください。
当院の診断方法
当院では、患者様の症状を詳しくお伺いし、必要に応じて様々な検査を行い、下腹部痛の原因を特定します。
- 問診・触診:
いつから、どこが、どのように痛むのかなど、詳しくお話を伺い、お腹の状態を丁寧に触診します。
痛む場所によって、ある程度の原因を絞り込むことができます。 - 血液検査:
炎症の有無や程度、貧血の有無などを調べます。 - 胃カメラ(上部消化管内視鏡検査):
食道、胃、十二指腸の粘膜を直接観察し、上腹部痛の原因となる病気の早期発見に役立ちます。 - 大腸カメラ(下部消化管内視鏡検査):
大腸全体の粘膜を直接観察し、大腸がんや炎症性腸疾患などの診断に役立ちます。 - CT検査:
腹部の様々な病気を詳しく調べることができ、虫垂炎、憩室炎、膵炎、胆のう炎、腸閉塞、がんなどの診断に有用です。 - 腹部超音波(エコー)検査:
体への負担が少なく、胆石、胆のう炎、膵炎、虫垂炎などの緊急性の高い病気や、肝臓がん、膵臓がんなどの早期発見に役立ちます。 腸閉塞や腹部大動脈瘤解離の診断にも有効です。 - X線検査:
腸閉塞や消化管穿孔などの診断に役立ちます。 尿路結石の確認にも用いられます。
これらの検査を組み合わせ、総合的に診断を行います。
下腹部痛の治療
下腹部痛の治療法は、原因によって大きく異なります。
手術が必要な場合、内科的な治療で改善する場合、経過観察となる場合があります。 緊急性の高い腹痛には迅速な対応が重要です。
専門医による正確な診断と適切な治療が、早期回復への第一歩です。
下腹部痛が続く場合は、自己判断せずに、消化器内科専門医にご相談ください。
女性特有の下腹部痛には婦人科の診察も
女性の場合、下腹部痛の原因として、消化器系の病気だけでなく、子宮や卵巣などの婦人科系の病気も考えられます。
当院には婦人科専門医の外来もあり、婦人科疾患による下腹部痛にも対応しております。 女性特有の下腹部痛でお悩みの方も、お気軽にご相談ください。
文責:東海内科・内視鏡クリニック岐阜各務原院 院長 神谷友康